準富裕層と発達障害児

準富裕層、3児の父。準富裕層であれば発達障害児を救えるのかを検証するブログ。

忙しくて仕事が終わらない、は十分に合理的な理由

誰が言い出したか知りませんが、「忙しくて仕事が終わらない」、「人手不足で納期に間に合わない」、というのは言い訳であって、会社員としての自覚が足りないそうです。



一方、太平洋戦争の時に似たような事例があり、物資、食糧、弾薬、兵力が不足しており、作戦の遂行は無理です、という末端兵士の状況です。この場合も、物資、食糧、弾薬、兵力の不足は任務遂行が困難となる理由にはならず、言い訳や軍人としての自覚が足りないに過ぎない、という扱いになるのでしょうか?


事実、太平洋戦争の時は、リソース不足で連合軍との戦闘が困難となった場合、多くが退却や降伏が許されず、ただいたずらに万歳突撃で死屍累々となる事が良しとされてました。アホな話です。


太平洋戦争で負けた大きな原因がシーレーン、補給と言った兵站(へいたん)を蔑ろにし、精神論で片付けて末端に全てを押し付けたからですね。



話を戻すと、この忙しさや人員不足が業務遂行の障害となっている事実を認めさせないという事が、兵站の重要性から目を背ける経営者の落ち度だと思うのですよね。そして、脆弱な兵站によって達成出来なかった目標は上層部の責任ではなく、何故か末端の責任となるのです。これ、太平洋戦争の時も現在も全く変化ありません。


精神を集中し、一撃必中すれば米英恐るるに足らず、というのは今となっては誰しも洗脳でしょう、ワロスw、となる訳です。


しかし、その一方で「忙しいを言い訳にして納期に間に合わないのは社会人の自覚が足らん!」と経営者でもなければ、経営者並の給料を貰ってる訳でもない単なる一従業員が言っているのですから、もうこれは集団洗脳なのです。早く目を覚ましましょう。