個人の金融資産は1年で7.1パーセント増
日銀発表では、個人の金融資産が過去最高であり、去年より7.1パーセント増とのことです。
理由は、株式や投信の残高が増えたためである、と記述されてます。
世間では、『インフレ何とかしろよ!』とか、『岸田辞めろよ!』とか、『毎月の生活費が赤字だ!』とか、まあ、色々不満の声だらけ。何も対策して来なかった人は、そうでしょうね。
一方で、株式、不動産、純金やドルに投資していた人や、企業オーナーなどはこの1年間でボロ儲けした訳です。インフレや低賃金が多少ムカつくとは言え、少なくともその何倍もリターンがある訳ですから、このままインフレが続いても別に良くね?と考えるレベルには余裕があり、潤っています。
丁度1年前の私の資産は4,000万円に到達したばかりですが、それが今や5,500万円ですからね。1年で37.5パーセントも増えましたが、これも株式、純金、ドル円の高騰に依るものです。円安なので、世界的に見れば私はそこまで豊かになってないのかも知れませんが、少なくとも国内で考えた場合、相対的には他の日本人よりかは豊かな方に向かったと思います。
日本株式、純金投資は20年前から、米国株式投資は疑心暗鬼の中、8年前から投資を開始してましたが、この米国株式投資は日本の少子高齢化が経済的に不利だという理由と、手にするデジタルデバイスがアメリカ製や中国製ばかりになり、日本のハイテク産業に危機感を覚えた事が大きいですね。
8年前は、多少米国株式の認知がされてきたとはいえ、まだ株式は自国バイアスが強く、良くわからない外国を投資先にするのは抵抗のある時期だったと記憶してます。それでも、信託報酬0.3パーセントを切るようなS&P500投信が発売されたりしたので、多少損しても良いくらいの覚悟で、少しずつ積み立てました。
コロナショックで投信、株式で一時的にマイナス200万円くらいの含み損も出ましたが、その時は海外赴任(幻に終わる)の準備で忙しく、損にかまけている時間も無かったので、寧ろS&P500投信や米国ハイテク株式500万円相当を底値で買い増ししましたからね。
こういう波を乗り越え、そして今後も想像付かないほどの荒波に耐えて資産形成を行って行くことになると思います。ひょっとしたら、次の底値は気の迷いから株式を手放してしまうかも知れませんが、そういう最悪の事態にならないように、日々、メンタルは鍛えないといけないのですよね。
個人の金融資産は7.1パーセント増えたとはいえ、恐らく多くの投資家は大なり小なり、こういう自分との闘いに日々励んでいると思います。日本に生まれた限り、お金の事は政府を批判するのではなく、資産をきちんと貯めてない自分の行動を批判的に観て、研鑽していくのが正しいのだろう私は思います。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。