資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

バイクは楽しすぎる件

私は何を隠そう、本当にバイクをこよなく愛する者です。バイクであればネイキッド、クラシック、スーパースポーツ、オフ車、スクーター、アメリカンなどジャンルは問わず、あらゆるバイクに乗ってみたいです。


そんな私のバイク歴は20年、通算バイク走行距離は20万キロに到達していますが、最近は育児と仕事の関係で、乗れるのは休日早朝のみです。


独身だった頃は、朝思い立ったら長野、新潟、福島くらいまでなら日帰りで往復ツーリングしていました。また、今みたいなキャンプブームや車中泊ブームでもなかったので道の駅での野宿も、とやかく言われず緩かった時代です。山形、秋田、青森、岩手、岐阜、富山、京都といったもっと遠くの目的地を目指すときは、兎に角日中走り続け、夜の10時位になって流石に疲れたら地元の温泉に浸かり、そこら辺の道の駅まで向かって野宿して睡眠。翌朝起きてまた心行くまでバイクを運転する。そんな休日を過ごしてました。


ガソリンもレギュラーならば85円位の時もありましたので、燃費35キロ程度のバイクならば例えば名古屋までなら1,000円もガソリン代は掛からない時代でした。名古屋まで1,000円で行けると言う実績が楽しかったので、例えばビジネスホテルで5,000円掛ける訳には行かなかったと言う側面も野宿を選択した理由としてあります。バイク旅でガソリン代+ビジネスホテル代で6,000円掛かってしまうと、高速バスの片道4,000円にコスパで負けてしまい、バイク旅する意味が無いような気分に当時は考えていたのです。


また、ツーリング代をケチるために、兎に角タイヤ空気圧とチェーンメンテ、ブレーキパッド、オイル交換だけはかなりマメに行いました。例えばタイヤ空気圧管理を怠ると燃費悪化もそうですが、タイヤもすぐに痛み、出費に繋がります。チェーンはオイルメンテをしないと2万キロでダメになりますので、これも欠かさずやりました。ブレーキパッドは残量が無くなるとブレーキディスクを痛めて交換が必要となり、ブレーキディスク交換はそこそこ高額です。またバイクのエンジンは車のエンジンより遥かに高回転型なのでオイル交換を怠るとエンジンオーバーホールや乗り換えが必要となり、何十万円と出費を強いられます。


このように大きな出費を回避するために、必要なメンテナンスを確実に最小限行って来ました。一方、無駄な改造とか、高級オイル、高級パーツへの投資は一切せず、ダメになった部品は純正部品で交換し続け、オイルは安物をマメに交換。ただし、きちんとバイク屋さんが正しい事を言っているか確認もし、交換する必要の無い部品まで交換が必要と言われたとしても決して交換はしませんでした。


ちなみに、定期メンテナンス以外で交換した部品は、O2センサー、リアサス取付部、クラッチスプリング、クラッチマスター、リアフェンダー(振動で折れてしまった)、左右ミラー(振動で折れてしまった)、HIDランプ(弾け飛んだので交換を機にハロゲンランプにダウングレードした)、フロントフォーク(4回)、前後ベアリングなどです。これまでで全部で30万円位でしょうか。全く改造は行ってないので、改造しまくる人に比べると金額的には少ないです。


そうやって今のバイクは既に17年間も保有しており、バイク屋さんに点検を依頼するとまず走行距離が10万キロ超えている割にほぼノーマルを維持しつつ程度が良すぎる事に驚かれます。お金を掛けないようにするために、純正部品を最低限交換し続けた結果、程度が維持されたのですよね。



こうして維持しているバイクに乗るために休日早朝、家族が起きてくる前に頑張って起床。大変面倒くさいヘルメット、ブーツ、ジャケット、プロテクターを身にまとい、バイクの施錠を外すという儀式を終えてから目的地も無く約1時間バイクで散策して帰るというのが今の私のバイクとの過ごし方です。この限られた時間でバイクと楽しむと言うのも悪く無いですね。実は長年の保有で飽きを感じた時もあった今のバイクですが、流石に1ヶ月に1、2時間しか乗れないので飽きる事も無くなりましたし、何より乗れるという事が本当に嬉しいのです。


バイクに乗るといつも思うのですが、今の自分の状況次第でバイクの感じ方も微妙に変化するのですよね。目を三角にしてガムシャラに速く走る事に専念してたとしてもバイクはそれに応えてくれるのですが、今の私みたいに少しの時間、ゆっくりのペースでも良いから兎に角バイクを味わいたいと思った時でもバイクはそれに応えてくれます。


バイクは乗る度に感じ方が変わる本当に不思議な乗り物だと思います。そして、恐らくこのゆっくりと走ると言うのがバイクを最も濃厚に味わう事が出来るスタイルである気がします。