資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

一番大事なのは、金持ちになる事を諦めない事

日経平均平均が歴代下落幅第2位の2216.63ポイント(-5.81パーセント)、為替込みS&P500も-3.85パーセントを記録するなど、大荒れの株式相場。


こういう時、ヤフーファイナンス掲示板で投信の板を観ると、多くの人が本気なのか悪意を持ってなのか知りませんが、『今の内に利確しろ』とか『一旦損切りして、相場が落ち着いてから買い直した方が良い』と書いてますね。


はっきり言いましょう。こういう書き込みは害悪なので、無視して売らない方が絶対に良いです。


暴落の時、小型の個別株は売ってしまっても良いとは思います。二度と上がらない可能性も高いので。ただ、投信の場合、暴落時に売るのはこれ以上の愚行は無いと思います。


決算もチャートも相場観も読めないし、ちょっとの暴騰や暴落で動揺するのでホールドし続ける実力も自信も無いから、個別株ではなく投信に投資する選択をしているのです。暴落時に一旦売っぱらって出直す、というのであれば、投信を買う意味が無いのです。


確かにひょっとしたらこれから為替と株価のダブルパンチで-50パーセントとか-80パーセントとか行くかも知れませんよ。でも、そんな世の中になったら、現金で持っている人たちだって勤め先が業務縮小や倒産し、住宅ローンが払えなくなったり不景気の影響で大ダメージですからね。寧ろ、投資している人の方が幾分マシな世の中かも知れません。


ちなみに、暴落前に売り抜けた!みたいな事を自慢する書き込みも良く観ますが、私はこれも全然羨ましいとは思いません。私の資産の含み益は最高で2,600万円位行ってましたが、その多くが旧NISA(積立NISA×2口座、ジュニアNISA×3口座)と純金積立による物です。この内、旧NISAは非課税期間があと15年位残ってますので、この程度の暴落で一々投信を手放していたら、非課税の恩恵なんてまともに得られず余りにも勿体ないのです。15年後は、今回の暴落を回避出来た事に依って得た資産よりも、税金を払わずに済んで得た資産の方が遥かに多大な額になっている可能性が高いですね。


売却益が非課税、および手数料無料の確定拠出型年金に於いてスイッチングによる株式投信の現金化だったら、やっても良かったとは思いますが、これも今が天井だから売れ、みたいな事をこの1年以上ずっと言われ続ける中、ついには50パーセント位投信価額は値上がりしてしまいました。売るタイミングが早すぎたらこの50パーセントの値上がりの恩恵を丸々失ったと考えたら、やはり売るよりもホールドが正解だったでしょう。


もう一つ問題が、この売り抜けた人は特定口座内の売買でしょうから、売却益に20パーセント課税されます。また、買い直した時に株式や投信の取得単価が上がりますので、所謂含み益バリアを失いますね。ちょっとの下落で口座がマイナス表示されるのはなかなか精神的につらいものがあります。そもそも底なんて分かりませんので、一番安い所で買えるとは思いませんけどね。


また、トリプルバーガーを達成している純金に関しては今回の暴落の影響も最小限で、『有事の金』の役割を存分に果たしております。売る理由が有りませんし、売るとしても給料との総合課税なので、節税のために会社を退職してからになります。在職中に売るとしたら、世界恐慌が起きて株価が90パーセント下落、みたいな事態になったら純金を現金化した後、底値でアップル、アマゾン、グーグルを買いまくりますが、そんなには上手く行かないでしょう。結局、在職中は売らないと思います。


暴落している時こそ、投資している理由が『お金持ちになるため』である事を思い出しましょう。一時的な下落でたかだか数百万円を守る行動を取ったがために投資を止めたり、将来の数千万円の非課税枠を失ってしまったら元も子も無いと思います。