資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

男性育休知られざる金銭面含むメリット、デメリット

私は第2子と第3子の誕生時、半年間の育休を計2回取得しております。


資産形成期の育休は、かなり勇気が要ります。出世への影響が大きく、投資への入金力は確実に削られますからね。半年間の育休2回取得した結果、メリットデメリットがこんな感じだったなというのを挙げます。


【メリット】

1、家族との交流


下の子が誕生すると、上の子は寂しい思いしますからね。第2子の育休のときは、第1子と沢山公園行きました。また、体調を崩しがちな妻のサポート、家事、育児、も本気で取り組みましたね。


子供のオムツ換え、入浴、保湿、食事準備、片付け、保育園送迎、遊びに連れて行く、寝かせ付け、赤ちゃんの終夜のお世話、健診、予防接種、育児相談、急な発熱のため、夜間診療付き添い、概ね全て習慣的にやりました。第3子の育休中は、更に忙しい。


2、育児休業給付金が貰える


最初の6ヶ月まで最大30万円、そこから12ヶ月まで最大22万円貰えます。税金が育児休業給付金には掛かりませんので、丸々使えます。年収900万円以上の方で無い限り、月の手取りは、激減はしません。


3、税金負担、厚生年金掛け金の負担が減る


年収が減るため、所得税、住民税、厚生年金掛け金は安くなります。私の場合、たまたま4、5、6月に育児休業が掛かってるので、厚生年金掛け金もかなり少ないはずです。


4、育休翌年の保育園使用料が大幅に安くなる(0から2歳児)


幼保無償化で、3歳児以降は無料。ところが2歳児以下は保育園使用料が掛かります。保育園使用料は、前年の収入で金額が決まり、収入が低い程安くなります。


私の場合、第2子の時に育休を取得しました。そのおかげで、第2子は、1~2歳児保育園使用料がフルタイム勤務時の36200円から、育休翌年(厳密には年収減のカウントが保育園使用料として反映される翌年6月以降)5700円に激減しました。年間36万円以上安くなる計算です。第3子についても育休取得してますので、第3子入園の年6月以降は、保育園使用料は激減するはずです。


何故かこの育休メリットは余り紹介されてませんが、かなり恩恵大ですね。


5、確実拠出型年金掛け金会社負担分はそのまま活きる


確実拠出型年金のある会社勤めの場合、その掛け金会社負担分は育休期間中も会社が支払ってくれます。私の場合、月額11600円ですが、これはかなり大きいですね。休んでいるのに、非課税枠での積立投資が月11600円も出来ていることになります。


これもほとんど紹介されてないでしょうが、恩恵大き過ぎて、心暖まる。ちなみに、自分で上乗せするマッチング拠出分は、当然0円となりますので、そこの非課税枠は諦めねばなりません。


【デメリット】

1、出世は望めない


半年×2回の育休で、私より年下で私より地位のある人だらけになりました。これは肩身が狭いですね。 


また、私は定時退社をするので、前の上司から人事考課では酷評されてました。課題に取り組んで、その時あった最高の技術で解決しても、全くダメで、実質的に最低評価。頑張っている風をアピールしないと企業は認めてくれませんので、保育園の送迎がある私は良い人事評価を諦める必要がありました。


2、回りから後ろ指をさされているのが伝わる


これまで歩んで来たどの部署も在籍期間がせいぜい4、5年程度で異動となり、他の多くの社員が10年以上在籍する環境では、どうしても新人の如く知識、経験がありませんでした。後輩にいつも教えて貰いながら仕事していたため、「こいつ、使えないオッサンやな」と思われた事でしょう。これに加え、育休や定時退社。まさに、絶望的なオッサンでしょう。


異動で部を発つ時、後輩から「ひろみつさんに厳しくしてごめんなさい。可愛くない後輩でした。」と言われたり、先輩からもほぼ気にされず。アウトオブ眼中か。まあ、こんなものでしょうね。育休+子供の送迎は、無能社員に見られる最強コンボだと断言出来ます。特に、子無し、子供1人、奥さんが専業主婦で仕事に専念出来る男性上司には、共働きで2人、3人子供が居るワーキングファザーの事を理解出来ると期待してはならないことを知りました。


一方、子供3人、4人居る人や長期育休取得の男性とは、とても話が合い、仲良くなれます。


3、ボーナスが無い


育児休業給付金で税引き後の給料に近いお金が得られますが、当然ボーナスはないので、資産形成期には入金力不足でつらいです。2023年に終わる話ですが、ジュニアNISAの年間80万円枠分の資金を確保するのも難しいでしょう。


4、暴落期に直面したらつらい


入金力の無い時期に暴落が来たら、追加投資も出来ないばかりか、下落した資産を現金化する必要性もあるかも知れず、そうなったら機会損失と損失確定が同時に起こり得る。また、それが無くとも精神的につらい。



思う所は沢山あります。1つ申し添えるとすると、少子化対策が国是なはずですので、今後、男性育休が当然になって欲しいですね。