準富裕層と発達障害児

準富裕層、3児の父。準富裕層であれば発達障害児を救えるのかを検証するブログ。

次々現れるASDの症状

ASDの診断を小児科の先生から受けている小学校長女。いわゆる発達障害です。


診断を受けたのは去年7月で、その時は正直、誤診なのでは?と思う程度のレベルでした。多少、気難しい所はあるものの、健常者から少し遅れている程度だと私は想像してました。


しかし、1年3ヶ月経過した今、その想像は実に甘い見通しに過ぎなかったと分かってきました。発達障害といえば、小学校の授業中、教室を歩き回るとかその程度だと想定してたのです。


突き付けられる現実。長女に、一昨日の授業でやってしまった事をリストアップさせました。


1、机に上った

2、机に(クレヨンで)絵を描いた

3、椅子に上った

4、音楽会で使う紙のメダルをビリビリに破いた

5、大声でさけんだ

6、廊下に出た後、ずっとドアを叩いてた



机に上る、は過去にあったのでしないように注意をしてたのですが、メダルをビリビリに破くとか、大声で叫ぶとか、ドアを叩くとか、初めて見る暴力様症状も出てきてしまいました。担任の先生にも確認しましたので、全部事実です。本当に底知れぬ絶望を感じました。


この様子では、他の生徒達の勉学にも悪影響ですので、通級指導教室ではなく、通常級から引き離して個別指導級にしないともうダメですね。担任の先生や通級指導教室の先生とも今後、面談してどうしていくかを考えねばならなくなりました。


発達障害で一番恐れている事は統合失調症や人格障害の発症ですが、こういった合併症は生まれつきではなく、突然発症するという事と私は理解してます。今回、リストアップした暴力様症状も、恐らく発達障害からの突然の発症でしょうね。


こうして、次々と発達障害で起こり得る症状が顕在化していき、暴言、暴力を繰り返す人になっていく可能性が大いにあるのですが、問題はこれを止める術が無いことです。


私としては、小学校で通常級をいち早く止めさせて速やかに個別指導級に移すこと、そして再び横浜市リハセンターの医師と面談し、気分を落ち着ける薬を処方してもらう事を考えてます。しかも、これを共働きで子供3人居る中、至急でやらないといけないという。



ちなみに、症状が顕在化してないのに発達障害を見逃さずに診断を下した医師の能力の高さに私は感服しました。当時の診察では本人は特に怒る様子も無く、与えられた課題もほぼ全て正解出来たので、親の贔屓目はあったにしろ、私には長女に問題があるという事は見抜けませんでした。


また、発達障害という事に世間は理解が及んで居ないという事もここに来て気付きました。『叱らない育児』とか、『放任育児』とか、『落ち着きの無い子供は親のせい』とか、『親が認めてあげれば子供は成長する』とか、こんなのはたまたま、子供が生まれつき恵まれた子供だったに過ぎないです。


診断付の発達障害児を前に、そんな無責任な事は言えないと思います。何をやっても心が成長しないから、発達障害なのですから。


発達障害は今後、真剣に向き合わないとならない課題となりました。人生はなかなか巧く行かないものです。