海外赴任で儲けるならばお早めに
三井住友銀行が、米英勤務を確約した採用枠を導入するそうです。
海外赴任と言えば、キラキラしていて如何にもエリート。私は羨望の眼差しで見てます。
海外赴任の良いところは、ずばり『カネ』です。海外赴任の給料形態は複雑で、日本本社から支払われる給料に加え、勤務先の外国法人からも支払われる給料があります。この時点で大凡1.5倍から2倍貰えることになります。さらに、海外赴任先の居住マンションの家賃は会社持ち。しかも、一般的にはセキュリティを重視して、高級マンションに住めます。もう1つのおまけとして、海外で税金を支払うのはサラリーマン個人では税法が複雑過ぎるため、会社が税金を支払ってくれます。
つまり、海外赴任すると、手取り給料は2倍以上になる、という事です。海外赴任の厚遇は歴史が古く、例えば80年前の総理大臣である米内光政も、借金返済のために、給料が沢山貰える海外赴任を選択してます。海外赴任で一攫千金は、お金を稼ぐ手段としては至って王道です。
ただ、これは回避不可な弱点だなと思うのがあり、それは『海外在住日本人はNISA解約が必要』な事ですね。例えば50代あたりでせっかく非課税のNISAで資産1,800万円築いても、海外赴任した場合はそれを一般口座に鞍替えしなくてはなりません。こうなると、60代以降の資産取り崩し段階で多大な売却益に掛かる税金を支払わねばならなくなり、海外赴任した事のデメリットの方が多くなりかねません。
海外赴任を5年以上の長期で出来るならばまだしも、任期が1年だったり、途中で本人や家族が体調を崩して帰国し、少ししか『海外赴任の2倍給料』を貰えなかった場合、資産形成に大ダメージになるのですよね。だから、中年以降、NISAで資産形成する人にとって、海外赴任は相性が悪いのです。
一方、20代や30代ならば大チャンスです。ガンガン海外赴任でお金を稼いで、帰国したらすぐさま新NISA満額積立を5年行ったら完璧です。お金持ちになれますね。妻子帯同の場合、奥さんの再就職や子供の教育をケアする必要はありますが、それも海外赴任で得た莫大なお金で解決手段を模索出来そうですよね。
私の一言としては、海外赴任はしてみたかったですね。私は社内ではそこまで有能と見做されておらず人気のあるアメリカ赴任は無理そうだったため、不人気な中国赴任を狙ってました。白人も沢山居る上海ならば異国情緒があり、何となくキラキラしたイメージがあるのも良かったですね。私はそこそこ中国語は話せますので、その事をアピールしてこの上海赴任の内定を貰ったのですが、コロナウィルス流行で上海赴任は中止になりました。
ちなみに、赴任予定日の前日、旧NISAの積立NISA160万円くらいを一般口座に移し替えましたが、赴任予定日に社達で海外渡航が禁止となり、そのまま数ヶ月を経て正式に赴任中止となりました。その積立NISAから一般口座に移した投信は、今や2.5倍の価額。売却した場合掛かる税金は48万円で、これは生涯にわたって増え続ける税金です。あー、赴任が中止になる事が分かって居たならば、積立NISAを解約しなかったのになぁ・・。
これだけ憧れがあったにも関わらず私は海外赴任には縁がありませんでした。もしチャンスが有るのならば是非、トライして欲しいですね。お金が沢山貰える、という事も大きいですが、海外赴任ほど会社の力を最大限利用して自分が成長出来る機会もなかなか無いですからね。
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