傘を補修しました
もう何年使ったか分からない傘。先日、1歳の次女が保育園帰りに私がこの傘を持っているのを見るや否や、どうしても持ち歩きたいと駄々をこねてしまいました。私が傘を持たせてあげない雰囲気を出したところ、次は歩くのを拒否してしまいました。こうなると根負けして次女に傘を持たせるしかありません。
1歳の子供が大人用の傘を持って歩くと実に悲惨な事に、ガリガリ傘を引き摺りながら歩くことになります。長年使ってきた傘が削られていくのが悲しい、でもまぁ、家までの距離ならば大丈夫かな、と思ってました。
しかし帰宅すると全然大丈夫ではなく、黒い塗装部分が削れ落ち、流石にこれを使うにはみっともない外観になってしまいました。
そこで、手持ちに有ったサインペンで補修。こんな感じでガリガリに削られてしまって銀色が剥き出しになっている所に塗り塗りしていきます。
補修後。先端部分が銀色だったので、ぴっちりと黒と銀の境界がはみ出ないように仕上げました。
遠くから観たら全く分からない。こんなので良いのです。
この傘は過去に骨が折れており、それも自分で修理しました。修理直後は少しだけ継ぎ目が気になるような気もしましたが、黒い骨に黒い継ぎ目なので結局、どこの骨を交換したのか今では分からなくなってます。わざわざ折れた骨に充てがった継ぎ目を探さないですからね。
私はどんなものでもボロボロの物をこうして遠くからはボロボロである事をバレないように補修して使うのがある意味趣味です。車は20年前のものですし、バイクも10万キロ以上乗ってますし、靴も1年以上、歩行距離にして1,000キロ以上は歩いてますし、ズボンも靴下も耐久力の限界を試すような使い方です。そういえばマンションも資産額に見合わない安い賃貸ですね。
ボロボロな物を使い続けるメリットとして、過失で壊してしまったとしてもそれが寿命だったと割り切れる事ですね。だから、ボロボロの衣服にシミを付けてしまう事も恐るるに足りませんし、ボロボロの車を擦ってしまったとしてもメンタルはほぼノーダメージです。
これが真新しい服にカビハイターやピザソースが掛かってしまい、変色や着色したら、私は悲しい思いをします。
また、新車を保有するならば盗難や補修代金の事を考えて、まず高額な車両保険を無駄に支払わなければならないです。そして何より、車体を擦ってしまったら半年は悔いますね。オプションのパールカラーを選んで居たのであれば、鈑金で一部分のパネルだけが純正塗色でなくなる事がずっと心のシコリになりながら運転しなくてはいけなくなり、新車への愛着も薄れそうです。これが中古だと車体保険は不要でとても経済的です。勿論、擦った時は気軽に鈑金にお任せ出来ますし、綺麗に鈑金してもらえれば寧ろより美しくなって戻って来るかも知れません。
新車は受け取った時が最良であり、そこから減点法なのがメンタルに良くないのです。中古車は乗り方、手入れの仕方次第では受け取った時よりも綺麗に調子良く乗れますので加点法であり、これはメンタルにとても優しいのですよね。
私にとっては、お財布とメンタルに優しい事が、使い古した物を使う理由ですね。
そして、そんな事をやっている内にほとんど物を買わなくなり、お金を少ししか使わなくなりました。我が家はお小遣い制ではありませんが、仮にお小遣い制だったとしても、各月額でスマホSIM代2,400円、バイク月割維持費(駐輪場、保険、車検、メンテ、ガソリン代)8,000円、衣服代月割1,000円。この程度しか使ってませんね。平日の昼食も残飯ランチで無料なので、どう頑張っても月2万円には行かないですね。
今回も傘を補修して、新しい傘を購入するための出費を先延ばしにする事が出来ました。やはり古い物を使い続けるのは楽しい、と思った次第でした。
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