資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

老後2,000万円の捉え方で貧富の差が拡大した

老後2,000万円問題が言われてから5年近く経ちましたが、まだ文句言っている人も多いです。あれは、官公庁の中で比較的良心的な金融庁が問題提起した話で、色々非難されて引っ込められてしまいました。





いやいや、引っ込めたところで、2,000万円不足する事には変わらないぞ?と当時私は思い、投資をもう少し頑張り出した次第です。確か当時の資産は1,800万円くらいで、あと200万円なら楽勝と思い蓄財を頑張ろうと考えてました。


今は当初目標の2,000万円は超え、一時的に4,000万円に到達してます。この間、個別株はほぼ枕を並べて討ち死にでした。高リスク投資は懲りたのでその後はレバレッジや売りはやらず、ただ純金と指数投信を少しずつ買い続け、握ってただけでした。


まだ当時は投資系YouTubeやブログも余りなく、手探りでしたし、私は投資は下手でした。それでも5年ほどの時間を味方にすることで資産を2倍くらいに出来たのはラッキーでしたね。今は良質な情報も増えましたし、emaxis slimシリーズといった優良投信もあるし、何も考えなくても最適化された投資が出来るのは素晴らしいです。


北朝鮮や南スーダンあたりの絶望的な国なら貧乏は間違い無く国の責任ですが、少なくとも日本に居る限りは節約や投資で資産を増やせるので、やはり自分で蓄財は積極的に取り組むべきでしょうね。


ちなみに、私は一貫して老後2,000万円問題に文句言う人の思考回路が理解出来ませんね。この考えは、仮に今から大暴落が起きて、私の資産が2,000万円を割る事態になっても、やはり変わらないと思います。


自分の老後を誰かが助けてくれて当たり前だと考えて居るから、「老後2,000万円足りない?ふざけるな!」、という他罰的思考になるのだと思っています。貧乏人が他人に優しくない、というのは、他人に期待しすぎる結果、他罰的思考が生じるというのが根元にあるからだと思います。


お金持ちになりたければ、他人には期待しない。逆境に対しても慌てず騒がず、冷静に舵取りをする。人生の全ての責任は自分に在ると把握する。他罰的思考はしない。こういう事が大事ではないでしょうかね。


実際、金融庁から老後2,000万円問題の話を聞いて、批判する事無く、それをきっかけとして頑張ってお金を貯めた人も多いはずです。


自分の人生の全てに責任を持つと、優しく穏やかな人に見えるようになります。お金持ちに穏やかな人が多いというのはそう言った理由にあると思いますね。