準富裕層と発達障害児

準富裕層、3児の父。準富裕層であれば発達障害児を救えるのかを検証するブログ。

インフレも楽しめるようになってくる

円安、株高、資源高で、世間はインフレ。ニュースを観ると『コメの値段が去年の1.5倍になった』とか、『今月からパンが値上がり』など商品の値段がどんどん上がる一方、『給料は上がらない』、『社会保険料の値上がりで手取りは減る』、そういう生活が厳しくなる一方だ、という話題が多いですね。


確かに貯金がほとんど無い人にとってインフレはかなり痛手で、冗談抜きに厳しい話なのかも知れません。しかしアッパーマス層に到達したあたりからインフレが生活に影響する事はほぼ無くなり、準富裕層ともなると、寧ろインフレしても良いんじゃない?という気持ちまで芽生えて来るのですよね。


何故インフレを歓迎出来る様な気持ちになるかというと、給料の上昇よりも手持ち資産の上昇の方が遥かに大きいからですね。私の年初来手取り給料は10月25日の給料を貰った時点で420万円ですが、株式投信や純金で主に構成される私の資産は1,500万円増えました。インフレをする事で実質手取り給料は減るのですが、一方でインフレをした事でそれ以上に資産は増えるのです。


トマ・ピケティ先生の仰る通り、r>gなので、インフレが起きれば、一般的にはそれ以上に資本収益が増えます。準富裕層になったあたりでのインフレは、確かに手取り給料減、商品高でキャッシュフローが厳しくなりますが、ストック資産の上昇がかなり大きくなるので、マイナスのキャッシュフロー、つまり赤字になったらいつでもストック資産を少しだけ取り崩して補填すれば済んでしまうのです。全く問題ありません。


また、給料が上がらない現実に目を向けた場合、どうでしょう。誰もが等しく給料が上がらないとなれば、既に資産を築いた人が有利です。資本主義は、相手を出し抜いてお金を蓄える戦いなので、残念ながら生ぬるい事は言ってられないのです。他の人に資産額で抜かれてしまったという事はその人に私は搾取されるという事になります。


手取り給料減、インフレで資産家はめっぽう有利。その事を薄々実感し始める事が出来るのがアッパーマス層、確信に変わるのが準富裕層だと思いますね。私は富裕層の経験はまだありませんが、富裕層になったら、もっと資本家側として違う境地に立つと思います。


そして、こうして資本家側に立つことで何故労働者の給料を下げたいかも理解出来ます。人件費が企業収益を圧迫してしまう事も一因ですが、それ以上に『労働者に沢山の給料を支払ってしまうと、資本家側に這い上がって来てしまうリスク』が大きためだろうな、と私は最近考えてます。資本主義は、富を独占する人が少なければ少ないほど旨味が大きいのですから、みすみすその富を分け与えるような事はしないのです。


ヒトラー信仰者では全く無いですが、『命は弱さを許さない』。まさにこれ。資本家側に行かないと厳しい世の中です。