資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

ブッフェ社食は恐らく損する

社食がブッフェランチで、ステーキが120円で食べ放題!というニュースを見掛けました。


このニュースのコメント欄は殆どが羨ましい!という物でしたが、私はこのニュースを観て第一に心配した事が、現物給与への課税でした・・。


会社の社食補助は、社員が半額以上負担し、なおかつ月額3,500円までと法律で決まっており、それを越えると現物給与として課税されます。


社食ブッフェの値段が120円だった場合、240円相当の食事内容なら課税はされませんが、実際、ブッフェなら1,000円程度の価値になるでしょう。税務署がこの辺りは厳しく査定してきますから、恐らく880円分は現物給与として課税されると思いますね、これ。仮に年収600万円だったとして20%の176円の税金と社会保険料が掛かりそうな気配です。ブッフェ代と合計してほぼ300円です。


それならば、最初から現物給与にならない金額のランチ、つまり例えば1食500円のランチを250円で食べられる方がお得である気がします。これならば、1ヶ月14回社食を使ったとして250円×14回=3,500円。1ヶ月14回も社食半額補助を受けられるのですから、とても効率的であり、羨ましがるならこういう実用的な価格設定をしている会社の社食制度の方ですね。


また、どうせ税金や社会保険料を支払うならば社食ブッフェという現物給与ではなくて現金の給料の方が私は嬉しい、と思ってしまいました。


ちなみに、私の勤め先の社食は、以前は460円であり、半額補助が月15回も適用されて、とても重宝しておりました。それが昨今の値上げで600円になり、これだと半額補助は11.6回分しかありません。12回以上食べると、1食600円もしてしまうという・・。1ヶ月11回利用なら支払いは3,300円で済みますが、20回利用だと8,500円に跳ね上がるという大きな罠が有りますね。


私は1食600円支払うのが嫌で、社食を使うのは半額補助が受けられる月11回までに調整してました。そこで始めたのが断食だの、残飯ランチです。しかし、意外と断食も残飯も私は平気で、結果、社食は殆ど使わなくなりました。たまに美味しそうなメニューだった時に利用するだけですが、せいぜい月1回か2回です。


こうして社食にお金を使い過ぎない注意を払ってからというもの、蓄財に失敗する可能性が有るなぁ、と思うのが、そういうのを全く考えずに毎日、社食を利用する人達の行動です。1ヶ月8,500円もランチで使うって普通にもったいないですね。もう、これは完全に会社や社会の養分。少し工夫すれば月数千円は節約できます。この無駄な出費をしている事に気付いて、節約出来るかが、本当に大きな差となって将来返ってくると思います。