育児をしながら働くと、非常に沢山の悔しい思い、腹立つ思いをします。それは、子育てに関与しなかった人間から見下され続ける事ですね。
私は育休を延べ14ヶ月、育児時短を7ヶ月これまで取得してきましたが、決して怠けているためでも、楽するためでもありません。しかし、会社で偉い人は、子育てなんて参加しない人しか居ませんので、露骨に舐めた態度を取っていますからね。
先週も部内の会議で、私が仕事の納期が遅れそうになったときに、連絡するのが遅いという事で多くの人が居る中で部長から注意を受けました。注意するにしても、個別で注意すべきでしょうに、そういう配慮も無い部長なのです。
そもそも、納期遅れの連絡が遅いのは、私が仕事を受ける時に既に納期ギリギリであり、いつも間に合うか間に合わないか瀬戸際で仕事を始めないといけない事にあります。納期の日から開始する仕事も多く、その為に間に合わない物が出てくるのです。
そして間に合わない理由にしても、多くが子供の体調不良での休みが原因でもありますし、納期の日に別の仕事を横入りで入れられて計画が狂って間に合わないという原因でもありますし、どうする事も出来ない事が理由ですからね。中には当日納期なんてのもありますし、こんなものは端からどうやっても間に合わないという連絡が早く出来る訳ないですしね。
付け加えると、私は時短勤務であるにも関わらず、前任者の1.5倍の仕事量の業務を行っており、そういう過剰飽和では納期が遅れそうな連絡すら無理なのです。ましてや、前任者より多くの仕事をしているのに、評価は時短勤務というだけで最低評価の昇給無しなのですからね。
部長は『顧客満足が大事なのだから、納期遅れしないように』と、周りに人が居る中で私の事を注意しましたが、私は一言も謝る事はせず、『時短勤務なのに前任者の1.5 倍やっている』、『どれも納期ギリギリで、更に業務量が多過ぎるので、どの仕事が遅れる見込みなのかすら把握は難しいのだからどうしようもない』、『納期遅れになる人員体制になっているのは会社の考えによるものなので、私には一切の責任はない』、『いちスタッフ管理職に何を期待してるのですか?』と言って退けました。
他にも心の中では『最低評価の人事評価ですし、私はその評価に見合った仕事しかしません』、とか、『私の手取り給料ご存知ですか?月29万円ですよ?もっと私にしっかりして欲しいのならば、私の評価や給料を上げるように上申して下さい。私は多くの業務や委員の取りまとめをしており、少なくとも今の働きに対して評価も給料も低過ぎる』という事もありましたが、これはまた酷い事を言われた時に取っておく事としました。
この部長もまともに子育てして来なかったと言うことは発言などからすぐ分かります。そんなに子育てしながら仕事をする人のことが気に食わないのであれば、若者の労働力を消費する介護や医療サービスを将来、一切使わないで欲しいですね。
この55歳以上の子育て経験のない男性に在りがちなのが、この様に子育てサラリーマンに対する理解の無さですね。ずっと昔、60歳くらいの男性医師がやっている小児科に長女が中耳炎で掛かった時、『何でこんなに酷くなるまで放っておいたのだ!あんたは父親やる資格ない!』と言われた事があります。
人を苛つかせるこの発言を聞いて思った事が、この医師は、恐らく自分の子供が病気の時、病院を休業して子供を別の病院に連れて行く、なんてことはしなかったでしょう、という事です。所詮は子供のケアよりも仕事が大事な世代なのです。医師ですら少し古い世代の人間はこういう子育てサラリーマンに理解が無い人間なのですから、会社の偉いと言われる人間達は、より一層子育て放棄の人間であり、無能な癖に子育てサラリーマンを見下して来るような人間ばかりでしょう。
こういう馬鹿どもにあーだ、こーだ言われたくないですね。早くこういう馬鹿どもにサヨナラするためにも、『カネ』なのです。