腸重積の見極めは難しい
腸重積の主な症状は、
1、周期的に激しく痛がる
2、周期的に顔色が悪くなり、すぐに顔色が良くなる
3、周期的に不機嫌になり、すぐに機嫌が戻る
4、嘔吐
5、血便
と言われております。実は私も腸重積に幼い頃罹患しております。母親から腸重積の恐ろしさを何百回と聞いていたため、人一倍腸重積には気をつけておりました。
しかし今回、腸重積には全く気が付かなかったのが無念です。診断を受けて初めて気付くまで発症から56時間かかりました。なぜ気が付かなかったか。それは、腸重積は1、周期的に激しく痛がる、という思い込みがあったからです。
長男は激しく痛がる事はなく、周期的にしくしくと「お腹痛い」という小声で訴えるに止まり、腸重積の痛がり方とは異なるような雰囲気でした。
2、の周期的に顔色が悪くなったり、良くなったりするは、後から思えば確かにそうだった、としか言いようが無かったです。寧ろ、点滴などで顔色が回復し、安堵してたりしてしまったので、見落としました。
また、3、4の症状も該当しておりましたが、これだけだと胃腸炎と区別がつきません。5、血便はありませんでしたが、代わりに腸が閉塞したことにより、
6、2日間以上の便秘
がありました。これは腸重積の症状で書かれていないことも多いのですが、考えてみたら腸重積の発見のヒントになりそうでした。
ただ、夫婦交代でオムツ替えしたり、保育園で排便したりするので、最後の排便から時間が経ちすぎている事も、すぐには気付くことは難しいですね。
典型的な症状が全て揃わなかったとしても、嘔吐や便秘が治まる気配が無いなど感じたら、即救急医療に掛かるのがベストかもしれません。
環境的にも私が育休復帰明けした1日目の発症であり、しかもほぼ転職したに等しいほど業務内容が異なる職場で覚える事が多く、本当に隙を突かれた事も大きかったです。また、その一週間前には長女の発達問題に関して診断が下っており、就学前支援の下調べなどで完全に長男の事は頭からお留守になってましたね。
ただ、妻が異常を何度も訴えたことは救命に繋がったと思います。加えて、私は社畜根性皆無なので、さくっと退社して病院に行けたのも良かったと思ってます。
長男は少しずつ回復し、今は歩行の練習や、飲み物摂取を昨日から始めました。本当に皆様のお陰であります。誠にありがとうございます。
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