資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

老後2000万円問題で危機感を持った人は貯金出来た

金融庁が、老後2,000万円必要ですよ、とアナウンスしてから5年ほど経過しました。あの時、日々の生活で手一杯だから貯金出来る訳ないだの、年金を準備しない国が悪いだの、言い訳、他責に明け暮れた人ばかりでウンザリした記憶があります。


金融庁もウンザリしたのでしょう。2,000万円問題が解決した訳ではありませんが、発言を訂正してこの問題を引っ込めてしまいました。


それから5年。あの問題をどう捕らえたかで、現在の資産額が全く異なるという調査を東洋経済がニュースにしていました。


慧眼で素晴らしい東洋経済。この視点のニュースが知りたかったので、こういうデータを作る優秀な記者さんは心より応援してます。


この記事の注目点は、年金以外の老後資金が2,000万円では足りないと考える60代の世帯資産が3,611万円であるのに対し、そもそも年金が足りないのが悪い、個人につけを回すなと他責思考の60代の世帯は1,525万円しかないことです。ダブルスコア以上の差です。


これはまさに、金持ち思考と貧乏人思考を如実に表して居ますね。良く、金持ちの方が性格がよく、貧乏人の方が性格が悪いと言います。それは根源的に、金持ちは問題に付き合った時、まず自分の責任として受け入れ解決しようとするのに対し、貧乏人はすぐ他人のせいにします


2,000万円問題も冷静に考えれば、5年、10年と時間を掛ければ準備出来るのに言い訳や他責ばかりで問題から逃げる貧乏人はそれをしません。一方、金持ちはそういうものにも冷静に節約や貯蓄で対応します。むしろ、そういう将来への備え自体をも楽しむのです。


また、金持ちほど性格がよく、貧乏人ほど性格が悪いという私の考え方は変わることはありません。例えば港区や田園調布のような金持ちの住む街中よりも、川崎、鶴見あたりの少し貧しい街中でトラブルに遭う確率は、恐らく高いです。これは貧乏な人の方が攻撃性が高いからです。煽り運転をする人なんかも貧乏な人が多いでしょう。


衝動的にすぐ感情的な行動にはしり、その少なからずが他人批判や、衝動買いと言った無益な行動を取り勝ちです。そういう無駄を極力排して行くからこそ、金持ちになるのでしょう。


今回のデータでは、冷静さこそ金持ちへの秘訣ということが良く分かった次第です。