私は仕事が嫌いです。尤も、事業主だったら恐らく仕事は楽しいのでしょうが、会社員ですからね。頑張っても給料は1割から2割程度しか増えませんし、その一方で頑張り過ぎると仕事量2倍から3倍になる事は有り得る話です。

勤め先は上場企業ですので、コンプライアンスの類は厳しく管理がされております。私はそのコンプライアンスの内の1つの分野で責任者なので、内部、外部の監査を責任持ってやらないとならないです。

仕事嫌いの私がこんな事やって大丈夫なのか？仕事中はいつもお金の事しか考えておりませんが、表面上は給料分くらいはきっちりやってます。どんな任に就いても前任者の仕事を徹底的に調べ、前例踏襲主義で同じような手順で書類を作成し、会議に提案し、上長の承認を経て現場に指示書を出す。

特段、目新しい事も革新的な仕事もしませんが、これで苦情が出たことが無いから大丈夫なのでしょう。最大限効率化した方法を編み出して、大した労力無しに、とても沢山の仕事をしているかのような雰囲気を醸し出すのです。

そんな中、先日、他の部門の外部監査のお手伝いをしました。他の部門の外部監査とはいえ、私が責任者なので、失敗したら経営者からお呼び出しが掛かるヤバめのやつです。その分、手抜かり無く前任者の仕事から下調べして挑んだのですが、まあその他部門の部長が酷い酷い。

事前確認で、その部門に問題が無い事は確認してました。そこで、求められた情報の内、機密情報でない物は外部監査機関に提出した方が良いと進言したのですが、急にこの部長は私の事を罵倒し出す有り様。外部に出しても良い情報すら隠蔽しようとします。

この手のタイプの人が最悪ですね。仕事なんて適当に流れに逆らわずやれば良いのに、勝手に独断で流れを止めるタイプ。会社の経営方針はコンプライアンス遵守であり、明らかにこの部長の行為はコンプラ違反。経営者がこの光景を目撃したら、隠蔽行為に対して激怒する事でしょう。

幸い、外部監査機関がしっかりしていて、この部長が隠蔽しようてしていた部分の確認を求めて来たため問題なく済みましたが、事後、隠蔽しようとしていた事実が発覚したらどうするつもりだったのでしょうかね。

私は仕事の出来ない人に関しては仕方ないので何も感じませんが、変にこういう一見声が大きくやる気だけあって、仕事の邪魔になる人は本当にうっとうしく感じますね。