資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

カネに関する怒りの炎は石炭の如し

給料削減されてから1年経過。勤め先経営者に対して忠誠心ゼロですが、少しずつ怒りの炎が石炭の如く燃え広がってきました。


給料削減する経営者は、必ず無能です。何故か?それは、従業員士気に大幅な影響を及ぼす事を理解していないからです。


給料削減は会社に不可逆的な致命傷を与えかねないので、赤字経営にでもならない限り通常は安易には行いません。利益が出ているのに給料削減を行う経営は、1年後の収支しかみておりません。腹も減ってないのに金の卵を産む鶏をフライドチキンにして食べてしまうレベルです。


給料削減すると、優秀な人材は流出しますし、優秀な新人も入社して来なくなります。現に私の勤め先はエース級の社員は10人以上辞め、そして入ってくる新人は聞いたことが無い無名大学卒ばかりです。


こうなることは誰しも分かっているため、社長が給料削減を言い出したところで副社長、専務、常務以下、取締役会が必ず制止します。流石に社長1人の考えだけで給料削減なんて出来ないので、給料削減には至らない会社が普通です。


では、給料削減に至ってしまった会社とは何かというと、社長が給料削減が及ぼす会社へのダメージを一切無視した経営をしつつ、取締役会もそれに反対しないイエスマンで固められてしまったという事です。給料削減なんて序の口で、次から次にダメな経営をしてくることが目に見えています。だいたい、詰んでいると見て間違いありません。


そもそも信長の野望をやったことがある人なら、部下の石高を下げたり、茶器を没収したりしたら、忠誠度が激減して速攻で離反し寝返る事は知っています。給料下げてきた経営者なんて信用に値せず、頑張って仕事したところで難癖付けて給料や職位を下げて来ることが見え見えだからです。


また、このような無能経営者は、必ず精神論で社員を疲弊させる事も共通です。人が離職しまくり、士気も下がっているから納期が遅れがちになっているのに、納期厳守を勝手に個人の目標に入れさせるとかです。


誓った訳でもないのに勝手に個人の目標に入れさせられた事はこの20年のサラリーマン人生で初ですね。こういう所も経営者の糞さが現れてますが、さらに糞なのが、納期に遅れた時に「何故、納期に遅れたか」を報告させるようになったことです。


私は仕事に順序を付けてますので、大勢(たいせい)に影響ないものは依頼者の了承下で納期を遅らせる事にして、これで全く問題ありませんでした。これを無能経営者の方針で、一々、理由を付けて報告しなくては行けなくなったのです。


無能のせいでこの報告書という無駄な作業が発生するので、益々、納期厳守が難しくなる悪循環ですね。敢えて書くなら「経営者が無能で給料削減して士気を下げたり、離職者の数だけの人員補充をしないから遅れてます」と本気で書いてやろうかと思う次第です。実際、仕事の遅れは経営者の責任です。


本当に変わらないのですよね、日本人の、というか日本の組織のトップクラスが好むこの馬鹿な精神論は。石油が無くても気合いで戦闘機は飛ばせる、とか、竹槍も魂を込めればB29を落とせる、とか、本気で言ってたらしいですが、今もほとんど変わらないですね。


精神論で片付くと本気で考えていて、実に現場としてはアホらしいですね。そんなことよりも、まずはカネですよ、カネ。正当なカネを支払ってから、従業員には頭を下げて物事をお願いしてください。あ、でもお願いされても私は無視しますがね。


人の年収を100万円減少させ続けているその罪を一生忘れる積もりはありません。