資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

賃貸住まいの場合、総資産額で実力を考えるべきだと思う

野村総研発表の資産額毎の区分では、資産額5,000万円以上の準富裕層、富裕層、超富裕層は合計で全世帯の約10パーセント居るという事は有名な話です。


野村総研の定義では、資産額5,000万円になれば、資産額上位10パーセントに入れるのです。でも、この統計の最大弱点は、負債を差し引いた純資産額で考えてますので、住宅ローン借入のある人が圧倒的に不利な事です。


その事を忘れて、賃貸住まいの人がアッパーマスだから自分は金持ちだと早合点したり、準富裕層だから会社辞めたりするなどの行動は、危険だと思うのですよね。


賃貸住まいの場合、資産額5,000万円の真の実力を知る術は無いかと何年も考えてましたが、最近、ようやく納得するデータを見付けました。それは、政府の統計である、全国家計構造調査です。



少し古いですが、2014年の統計を見つけました。もう少し探せば新しいデータもあるかも知れませんが、今回はこれで考えてみます。


このデータの良いところは、総資産額から負債を差し引く純資産額ではなく、負債を無視した(というか、純資産額に負債を足し合わせた)総資産額で見ているところです。


賃貸住まいの場合、資産額はこの総資産額を見て自分の資産額の実力を評価した方が客観的だと思います。分不相応な借入をして豪邸に住む場合は有利になってしまいますが、そういう人は少ないでしょうから、住宅ローンを組んでいる人を含めた計算では非常に公平です。


この総資産額で評価した場合、準富裕層とされる資産額5,000万円の計算は上位何パーセントか?資産額10,000万円以上の割合と資産額5,000から10,000万円の割合を足し合わせた、上位21パーセントに属すると計算出来ます。意外と大した事無いですね・・。


ありがたい事に資産額5,000万円以下は区分が細かく計算されております。そうすると、私の資産額4,000万円は上位何パーセントでしょうか?上の数字に資産額4,000~5,000万円の人の割合を足して上位30パーセントです。


こう考えると、私は金持ちでもなんともなく、本当に普通という事が分かりました。浮かれている場合では全くありません。


これからも、金持ち目指して貯金に節約に、頑張りましょう。