資産の分水嶺を目指すブログ

アッパーマス、3児の父。不労所得のみで育児に専念する環境を作ることが目標。

経営者の報酬はストックオプションにすべきだ

以前から増収増益を続けて来たにも関わらず、経営者交代以降、人件費削減をしまくる勤め先。私の場合、40歳で870万円ほど給与があったので、予定では今頃1,000万円くらい貰っているはずでした。


ところが、フルに働いていた42歳時、実際の給与はたったの820万円。増える所か減らされてます。社長の一存でこうして給与削減されると、人生計画狂う訳ですよね。


コスト削減は経営者の努めとか、都合良くアメリカナイズされているようですが、要するに余命幾ばくも無いジジイによる社員、若手イジメ以外の何物でもないのですよね。IR観ると、経営陣交代以降、社員給与は減らされていくのに、役員平均報酬は毎年5から10パーセント上がってます。


はっきり言って、クソオブクソですな。


経営者のお決まりの自慢話は過去の留学体験ですが、最近は今まで有った社費留学制度を廃止したり、身勝手極まりないです。自分たちだけで会社の経費で美味しい思いを散々してきた挙げ句、若い世代にはそれを一切許さないのですからね。


そんなに経費削減するならば、過去のご自身が使った経費全て返上すべきでしょう・・。こういう不満が全社的に溜まり、社員の士気は大幅に低下。優秀な社員は山ほど辞めて行きました。


どうしてこういう事になるかというと、資本主義は結局のところ、頭の半分ボケた経営者のミジンコサイズの良心に委ねられているからですね。株主総会さえクリア出来ればなんでも許される資本主義。


資本主義はカネと地位を持っている老人が有利に出来すぎているのですね。これを知ると労働は本当につまらないです。


勤め先は待遇悪化で優秀な人が辞めるだけに留まらず、有名大卒の新人も全く入社しなくなりました。以前なら東大、東工大、京大、旧帝大がゴロゴロ入社して居たのに、今は一番優秀でも明治大レベルが数人新入社員に居るレベルです。10年後、会社ごと消えるか吸収されるか、そういう感じですかね。その時、社長たちはたんまり報酬と退職金を持ち逃げして終了でしょう。


また、特に社長に関してはM&A話を銀行か外資金融機関にでも持ち掛け、身売りと引き換えに役員ポストを貰うくらいにしか考えてないかも知れません。凄くそういう雰囲気を私は感じますね。


日本の無能経営者は、経営合理化のみをアメリカナイズされた手法でやりますが、なぜか報酬という面ではアメリカ的手法のストックオプションでの受け取りを拒み、現金で受け取りたがります。これ、凄く卑怯だと思うのですよね。


現金で報酬を受け取った場合、その代が辞めた後は野と成れ山と成れで、どうでも良い訳です。だから、悪戯に人件費削減はじめ必要な予算すら削って、短期での利益をIRに載せて来る訳です。ストックオプションなら、例えば10年売り禁にすれば、次の代も見据えて長期的視点で経営しないといけなくなります。


今の60代、70代経営者は1980年代のジャパンアズナンバー1を潰して没落させた元凶世代ですし、そんな人達に舵取りさせたら、会社の根幹から潰えてしまいますね。


経営者の報酬は、10年売り禁付のストックオプションでの受け取りを、最低でも50パーセント以上とする様に義務付けして欲しいですね。